【体験談】子宮摘出手術〜病院選びや準備、術後の性生活〜
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子宮全摘手術の決断の際、考えるべき大切なことを前回書きました。
今回は手術にあたっての心や体の準備について書きます。
病院の選び方、入院の準備、手術後の性生活など。
参考になれば幸いです。
病院はどうやって選ぶ?
まだ信頼できる先生や病院がまだ決まっていないとか、
勧められたけどなんとなく合わないなぁと感じた、とか。
そんな場合は、以下の方法で納得いくまで迷ってほしいです。
一番良いのは口コミ!
私は普段あまり病院に行きません。
参考にしたのは、何人もの女性の声。
友人、夫のヘルパーさん、母、そしてその知り合いなど。
色々な人に聞く中で、同じ手術をした人の声が聴けたりもしました。
同じ病院の口コミでも真逆の場合があったり。
色々聞くことで自分の心も決まってきます。
病院のサイズで決めない
私は口コミで民間の大きな病院に決めようと思っていました。
でもそこは家から距離があるので少し迷っていました。
そして、自宅徒歩3分の総合医療センターにダメ元で行ってみたら。
(以前から悪い印象だったので利用する気がなかった)
この人に執刀してもらいたい!と言う素晴らしいドクターとの出会いがありました。
何軒でもまわる覚悟だったので最初に出会えたのは奇跡です。
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私の夫は医療ミスで重度の障害を持つことになったし、
昔、母が病院勤務の際、ドクターの危険なミスを聞いたことがあります。
色々表にはでない怖いことがあるから。
病院選びは慎重にしたいです。
一方、私の知り合いはこの医療センターは合わなくて、病院を変えていました。
同じ病院でも、ドクターの質は色々。
かかりつけ医が紹介したからと言って、合わないのに無理をする必要はありません。
かかりつけ医にお勧めの病院や執刀医を聞くのもOK
疑問はなんでも聞いて良いのです。
私は、もし合わないと思ったら再度紹介状を書いてくださいと頼みました。
自分の命を預けるわけですから、それは譲れないこと。
もし万が一何かあった時。
「自分できちんと考えて決めた。」と
納得いくよう準備することも、人生でとても大事なことです。
手術実績の多い病院を探す
あとは、手術実績の多い病院。
これは安心ですね。
口コミはあまりないとか、人に話すのは抵抗があるなど。
その場合は病院のホームページで手術実績を確認すると安心かもしれません。
入院までの準備
私は夫の介護があるので、ヘルパーさんの段取りと食事のことなど準備。
そして、手術に向けてできる限り体調を整えておくのを大事にしました。
万が一の時のために
難しくない手術と言っても、何が起こるかはわかりません。
その時のために情報共有ファイルを作成。
常に用意はしているのですが、さらに細かく念入りに。
保険証券やPCやブログ、SNSのパスワードなどなど。
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万が一のことがあったときに夫や周りの人が困らないように。
最後と思ってお手紙を書くのも良い機会かもしれません。
こういう時だからこそ前向きに終活ができますね。
高額医療費限度額適用認定の準備
これは前もってやっておくと退院時の支払いが楽です。
手術の費用は、病院によっても術式によっても変わります。
全摘かそうでないかによっても変わります。
手術の案内の際に教えてもらえますが、気になる人は早めに確認を。
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そして、これも所得によって変わりますが、
高額医療費の限度額適用認定が受けられるなら。
元気なうちに役所へ行き、発行してもらいましょう。
術後は何があるかわからないし、結構しんどいです。
参考記事「医療費が高額になりそうな時」
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また、民間の医療保険に加入している場合。
前もっていくら保険料が支払われるか確認しておくと尚安心です。
手術後の暮らしや性生活はどうなる?
手術後の暮らし
術後は大事をとって1ヶ月はのんびりするように言われました。
実際は退院後1週間が、とてもしんどかったです。
だるかったり、起きられなかったり。
ちょっと動いたら疲れるので、できるだけのんびり過ごしました。
助けてくれる人がいる場合は家事などやってもらってください。
子育てがある場合は預けたり、社会資源を活用してください。
私はヘルパーさんにいっぱい助けてもらいました。
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手術経験のない人は、腹腔鏡だから簡単なんでしょ?
などと言ったりします。
腹腔鏡であっても、身体に大きな負担がかかります。
パートナーの理解がない場合。
手術説明の際にドクターから理解を促してもらうのも良いですね。
手術後の性生活
私はこれが気になっていたので、何度も聞いてしまいました。
ドクターも丁寧に教えてくれました。
念の為、挿入は術後4ヶ月後から。
最初はソフトに。
心配なら半年後から。
半年と聞いて「えーー結構長いんですね!!!」と言ってしまってw
「挿入だけがセックスじゃないw」とドクター。
ええ、ごもっともです。笑
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4ヶ月経ってても、挿入して傷口が開いて腸が出てきた人もいるそうです。
わーー(涙)
サイズや挿入の方法(激しさ)で個人差がかなりあるとのこと。
結局私は5ヶ月くらい挿入はせずでした。
怖いと楽しめないしね。
*
はい、挿入だけがセックスではありません。笑
入院そして手術前日
入院は1週間でした。
手術は入院日の翌日。手術時間は約4時間。
時間は前日に決まると言われていて、夕方ごろに「明日一番ね!」とお告げが。
朝イチで終わると思ったらホッとしました。
手術前日はお腹の不調と、精神不安に
お腹を空っぽにするために下剤を飲む必要が。
身体が冷えて、お腹が張って苦しかったです。
そして、白血球が異常に増えていると言われました。
執刀医と担当ドクター2人が変わるがわる来てくれて、
何か不安がありますか?と聞いてくださいました。
私は、麻酔のときに夢を見る人がいると聞いて不安でした。
実は毎月1〜2度は、虐待トラウマの悪夢でうなされていて。
もし手術中に恐ろしい夢を見てしまったら・・・・とか
びっくりして麻酔が覚めてしまったら・・・とか
考えていたんです。
それを執刀医に伝えました。
「夢見る人は少ないし、はっきり覚えてないことが多いよ」
と安心させてくれました。(ほんまか知らんけどw)
話せたことで安心できました。
本当に良いドクターたちにめぐまれました。
最後に
今回は病院選びや術後の性生活、手術前日のことなどを書きました。
次は手術当日のこと、入院生活のことを書きます。
何かの参考になれば幸いです。
makimakiでした。