2020/09/08

【車椅子夫との性生活】両腕が使えない、右足しか動かない!

 

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この記事を書いている人 - WRITER -

あんらくまきこ 〜大阪堺で健康カフェ経営/調理師/食と健康がテーマの会社代表/国際食学協会認定講師/酵素ファスティング認定校〜
性虐待トラウマと重い躁鬱病を克服した経験を活かし、食・健康・命の大切さを発信中!
〜安楽真生子の人生の目的〜 世界中の人々に愛と生きる勇気を与え社会貢献することです。そして、自ら命を絶つ人を一人でも減らします。そのために食・健康・命の大切さを伝えられる人を育成します。

安楽 真生子


前回重度の障害を持つ夫との出会いを書きました。

【障害者との結婚】車椅子おじさんとなぜ結婚したか?

今日はそんな夫との性生活についてお伝えします。

障害のある人の性欲やセックスについて、何か感じるきっかけになると嬉しいな〜。

夫は中途障害者

40代半ばで医療過誤により突然腕や脚が動かなくなった夫。

出会った頃は右の足首がほんの少し動く程度でした。

そこから少しずつリハビリをし、何年もかけて自分で立てるくらいまでに。

マウスも押せるようになったり、できることは増えました。

だけど物を持ったり、歩いたりはまだ難しい。

まだまだできないことの方が多いかも。

両腕が使えないというのは、こういうことができないということ。

トイレにひとりでいく。

ご飯を食べる。

ひとりで外に出かける。

いわゆる生活全般のことにすべて介助が必要な状態です。

もちろん自分で射精することも難しい。

夫はもうすぐ60歳なのにめちゃんこ元気。

車椅子に乗ってるとなんだか弱そうに見えるのかなあ。

少し前に身体目当てで私を誘ってきたおっちゃんがいたけど、その人は夫ができないと思ってた。

夫婦でのセックスで満足してますって断ったらめっちゃびっくりしとったな。

失礼なやつや。

まあ、障害ってね実際は本当にそれぞれやから、見た目ではわからない。

喋れないけど頭はしっかりしている人もいっぱいおるし。

夫みたいに中途障害者もいてるし。

身体は不自由でも下半身は超絶元気って人もいてる。

恋愛やセックスを障害故に諦めている人もいる。

そういった人がいることを私たちは知らないことが多い。

夫はかわいそうと思われたり、弱いと思われることもあるんだろうけど

実は心もあっちもめっちゃ元気。

たまたま両腕と左足が動かんだけや。

元気な夫はどうやって性欲をスッキリさせる?

夫は今のところ自分で射精できないので・・。

  • 夫婦でセックスするか。
  • 私が手を使ってだしてあげるか。

このどちらか。

ただ、どちらも障害を持つ前とは違う状態なので、夫もストレスを感じているんだろうな。

夫婦でのセックスはどうするか

腕が動かない、力が入らない、足でも支えるのが厳しい。

なので、正常位が難しい。

だから私が上に乗る。

今はこれが一番スムーズにできる方法。

ただ、こればかりだと飽きてしまう。←贅沢ですかね?w

ちょっと横向きにしてみる?とか工夫もしたり。

夫の探究心(あきらめない心?w)は尊敬するわ。

「いつか正常位でやるぞーーーー!!!!」っていうのが夫の目標。笑

そして、夫の腕や手が治ったら・・・

私もあれこれしてもらいたい。←膨らむ妄想

でもセックスで私が疲れることもある。

お互いにセックスが好きで、騎乗位で楽しんでるこんな夫婦。

でも、セックスのあとお風呂に入るのが正直、しんどい。

自分だけくつろいでのんびり入るのとは違うから。

一緒に入るのも楽しいけど、入るだけとちゃうし。

大人の入浴介助したことある人はわかってくれるけど、小さい子入れるのとはまた違う大変さがある。

段差のあるお風呂だとすのこを敷いたりね(重いんだよこれが)

自分もセックスで疲れたあと、お風呂に自分も、夫も入る。

夫を入れるときには当然だけどひっくり返ったらあかんし、神経を使う。

身体や髪とか全部洗って、あがったら夫の身体ふいて、服全部着せて。

そしてそのあとお風呂掃除。

そういう一連の流れ、最低でも1時間は必要。

それはあまりにも疲れるし、これが仕事した後とかだともう無理で。

休みの日だとまだ楽だけど、うまいこと休みの日に「したい」ってならん。

だから、普段からヘルパーさんが夫のお風呂やおうちのこと、身の回りのことしてくれると本当に助かる。

入浴介助してもらったあとに、合体して←昭和かw

そのあと軽くシャワーするって流れならまだ少し楽。

さすがにセックスのあとにヘルパーさんにお風呂入れてもらえないしねー。

毎日お風呂や身の回りのことやってたら、セックスどころじゃなくて。

そういうときはおててで発射。

夫のたまる気持ちもわかるけど、自分がしんどいことも大事にしたい。

今みたいにヘルパーさんが引越したばかりで少ないと、どうしても負担がかかってくる。

セックスもしたいと思うけど、しんどいの方が強いときもある。

このあとお風呂か〜って思っちゃう。

だから、そういうときは手でしてあげて、抜いてあげる。

お互いに満足感も減るんだけどね。

待たせてるっていう心の負担も減るし、夫も少しスッキリするなら良しとする。

なんでも言い合えるって大事。

射精したい気持ちとか、しんどくてセックスしたくない気持ちとか、我慢したら続かない。

夫もたまってしんどいと思うけど、私も無理するのはしんどい。

そういうのちゃんと話してわかり合いたいと思う。

それって障害のあるなし関係ないよね〜

私の前の結婚はセックスレスだった。

結婚した途端「家族になったんやから触らんといて」って言われた。

ひっくり返りそうになったけど、いくら理由を聞いても言わない。

結婚前は不満のないセックスライフだったので本当に驚いた。

でさ、離婚するときにわかってんけど・・・

寝てるときに私がおならしたからもうセックスしたれへんって思ったらしいよ。最低な男や。

そもそも前の夫はセックスがあまり好きでなかったみたいで。

私はセックスが好きなのでしたい。

最初からケンカばっかり。そりゃそうもなるね。

つきあってるときに聞いとかなあかんかった。

セックスに対する価値観を。

ああ、もちろん離婚はセックスレスだけが原因ではないけど。

できるだけクリアにしておけることはしておくって大事。

今の夫にはお付き合い申し込まれたときに聞いたんよ。

セックスできない身体ならどうしようか、きちんと納得してからお付き合いしようと思ってた。

そしたらセックスすごい好きってわかって、しかも元気。

そして大きいしね。←スルーしてw

性のこともなんでも話すって絶対大事。

セックスって、好みも頻度の希望も全然違う。

セックスレスで悩む人もいるし、逆に毎日求められてしんどいっていう人もいる。

好みも希望も話して、出来ることできないことを話し合う。

したい頻度も話す。

もちろんセックス自体に興味なかったらそれもちゃんと言っておく。

いろんな性生活の希望理解し合ってから結婚した方がいいよね。


いろんな人の価値観聞くのも大事

私たちは、夫婦共通の友人たちとオープンに話すことが多い。

夫もセックスのこと聞かれたら楽しそうに話してる。

私の友人にアダルトDVD貸したりしてるしw

彼氏とのセックスの相談に乗ったりもする。

「身体の半分が麻痺してるから、あそこも半分麻痺してるんや〜」

「半身麻痺とちごて、はんちん麻痺や〜!」とゲラゲラ笑ってる。

こんな中途障害者みたことないしw

開き直るってすごいパワーを生み出すんやな。

男も女も対等に。

最初は夫の希望聞いてあげたいって思ったし、男の人はたまるからしんどいと思って自分が無理することもあった。

でもそれって長くは続かないし、疲れる。

それは健常者でも同じで、片方だけが満足してるなんてのはNG。

どちらかが我慢して合わせたりするのもダメ。

お互いの歩みよりが何より大事だと思う。

もし自分が妙な趣味持ってたら打ち明けたら、新たなセックスライフが楽しめるかも??

私たち夫婦にとって大事なのは。

夫婦で常にオープンに話せるし、希望も伝えている私たち。

安心感や満足感があるので、大事にしたいのは主に環境面がメイン。

  • 設備の良い家で、お風呂のお世話がしやすい環境
  • 夫の身体がきちんとリハビリできる環境
  • 私の働き方をよくして、身体の負担減らすのも大事
  • 私の心も身体もさらに健康に
  • 社会資源を活用して夫婦ともに楽に快適に暮らせる仕組みづくり

これらが私たち夫婦がうまくいくコツだと思ってる

障害のある人の性生活について。

性についてきちんと話したり、向き合ったりすることが日本では少ないのかなと思う。

知的障害をお持ちの方は、性について理解できないことがあったり。

わからない故に性犯罪に巻き込まれることもある。

またずっと車椅子が必要な暮らしをしていて恋愛やセックスができなかったり。

知的障害や精神障害のある女性がセックスワークしている問題もある。

中途障害になって自身で射精できなければどうすれば良いのかわからない人もいる。

  • したいけどできない人
  • したくないのに強要される人
  • 障害と貧困が原因でセックスワークしている人

いずれにしても、私たち一人ひとりが問題意識をもち知っていくことが大事だと思う。

障害のある人の性について知ってもらえたら嬉しい

このサイトは世界で初めて射精介助サービスを始めた「ホワイトハンズ」さんのホームページです。

また、この本は障害や貧困が原因でセックスワークをする女性の支援などを行う、ホワイトハンズの代表坂爪真吾さんが書いた本です。

非常にわかりやすく問題提起をしてくださってます。

「セックスと障害者」イースト新書 著者:橋爪真吾(Amazonリンクです)

夫との性生活が夫婦のあり方や、障害者のセックスなどなどについて何か考える機会になるなら嬉しいです。

また、障害があってもなくても、セックスってとっても大事なこと。

車椅子に乗ってたって恋愛もしたいし、セックスだってしたい。

そんな人もいる。

病気してたって、セックスしたい人もいる。

もちろんしたくない人もいる。

興味のない人もいる。

どっちがいいとか悪いとかでなく。

価値観を共有すること、話し合うこと、それについて向き合うこと。

大事です。

それはお互いを尊重することにもつながるから。

最後に

今日は障害をもつ夫との楽しいセックスライフについて書きました♫

障害者との暮らしで知りたいこと、気になることあったら質問くださると記事にします♫

最後まで読んでくださってありがとうございます。


大阪堺の健康カフェ☕️

安楽真生子プロフィール

昨年立ち上げた食と健康を学べる学校
日本健康ライセンス協会

今だからこそできる通信講座
基本の調味料でお料理上手に。
健康調味料アドバイザー講座

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バストケアでバストUP &病気予防。
健康美バスト講座

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