【断薬体験談】減薬・断薬をどうやって成功させたか全部教えます。

 

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あんらくまきこ 〜大阪堺で健康カフェ経営/調理師/食と健康がテーマの会社代表/国際食学協会認定講師/酵素ファスティング認定校〜
性虐待トラウマと重い躁鬱病を克服した経験を活かし、食・健康・命の大切さを発信中!
〜安楽真生子の人生の目的〜 世界中の人々に愛と生きる勇気を与え社会貢献することです。そして、自ら命を絶つ人を一人でも減らします。そのために食・健康・命の大切さを伝えられる人を育成します。

安楽 真生子


makimakiです。

調理師で食学協会認定講師です。

そして夫婦で健康カフェを営んでいます。

今はこんなに元気ですが、大変な時期もありました。

20代後半に躁鬱病という精神疾患になりました。

 

症状がひどく、仕事には行けなくなり退職しました。

薬をたくさん飲み、5年間の闘病生活を送りました。

躁鬱病は治らない病だと主治医に言われていました。

 

でも少しずつ薬を減らしていき1年かけて完全に薬をやめることができました。

今日は具体的に薬の量をどうやって減らしたのかについて書きます。

 

非常に質問を多く頂くので、何かの参考になれば幸いです。

 

※離脱症状が危険なこともあります。

※私の場合はという体験談ですので、同じことをして断薬できるとは限りません。

※薬をやめたい人みなさまに当てはまるわけではありませんので、ご了承ください。

減薬する準備をする

まず、自分の力で治すと決断する。

私は薬を飲んでいたら治るのかと思っていました。

でも何年も毎日欠かさず薬を飲んでも体調は非常に悪い。

 

どうして治らないのだろう。

こんなに真面目に薬を飲んで、毎週クリニックに通っているのに。

いつまで飲めば治るのだろう。

ずっと疑問でした。

 

そんな時、恩師から「精神疾患は栄養素で治す時代だよ」と言われました。

いろいろな書籍を読み、栄養素、食生活が鍵かもしれないと思いました。

 

私は栄養素で治すとまず決断しました

そして準備をし思い切って始めてみました。

決断したら計画を立てる。

決断したらどうやって減らしていくのか、計画を立てました。

まず精神的に負担にならない時期を選びました。

私は生理前は不安定になるので、生理が終わった後から開始。

 

仕事をしている人ならば、仕事量が少ないとき。

大きなプロジェクトやノルマのないとき。

時期によっても仕事内容が違うのならそれも考慮する。

病気になった月には再発しやすいので、別の月にするのもあり。

そして冬は体が冷えて不安定になりやすいので、それを考慮するのもありですね。

 

どうやって減らすのか具体的な量を決めていく

私は1日に10錠以上の薬がありました。

種類ごとにどの薬をどれくらいの量減らすのか決めました。

 

参考までに・・・

私にとって一番メインだった「リーマス」

これは毎食後でしたので、まずはお昼の2錠を1錠半に。

それを1週間やってみる。

朝と夜はそのまま。

 

1錠半で1週間過ごせたら、次は1錠で1週間。

その次の週は昼はなしで、朝と夜だけ。

減らした量で少しずつ体を慣らす。

それに慣れたらまた少し減らす。

 

こうやって地道だったからかわかりませんが・・・

私はどの薬を減らした時も離脱症状は一切ありませんでした

 

コンスタンやデパスは睡眠薬代わりなので減らすのは不安。

リーマスを減らして落ち着いてから減らそう。

なので、数ヶ月経ってから減らしました。

 

ジプレキサやロドピンはひとまず1錠を半分に割って減らしてみよう。

本当に不安な時は1錠をかなり小さく割って、3分の1錠だけ減らす。

それでもね、少し減らしたという自信になりました。

減薬日記をつけよう

どの薬をどれくらい減らした時、心身の状態はどうか。

それを日記につけました。

 

ここで大事なことは自分の状態を把握すること。

日記をつけることで自分を客観的に見ること。

これを続けていると、自分を大切にできている感覚を持つことができます。

自分の心と体を見つめ、日々どんな気持ちなのかがわかります。

そしてどの薬をやめたら不安定になるのかもわかります。

 

逆に、薬を飲まないほうが体が楽だ、なんだか元気やん!

こう思えたら随分と良いですよ。

 

断薬できたブログ読者さんが口を揃えておっしゃいます。

「薬を飲まなくなってからすごく元気になったんです。」

私もそうでした。

薬を減らし始めた時に一番感じたのが、体のだるさと重さから解放されたことです。

それは確信に変わりました。

飲まないほうが体調が良い。

これが断薬への自信につながりました。

減薬から断薬へ

減薬した生活に自信がついたら、一種類ずつ断薬しました。

念には念をで、最後なんて1粒の8分の1くらいの粉々になったのを飲んでいました。笑

 

でも一番時間がかかって本当に辛かったのが睡眠薬。

これを抜くのが一番大変でした。

 

朝まで眠れなくて不安で何度も泣きながら過ごしました。

でも、それでも飲みたくなかった。

だってね、減薬して断薬すると決めたから。

負けてたまるか!って思ったんです。

 

そして睡眠に良いであろうことは何でもしました。

今でもラベンダーのアロマを活用したり、遅い時間のカフェインは避けています。

カフェインレス生活体験談もありますので、読んでくださいね!

錠剤はうまく割れるのか?

薬に切れ目が入っているものは簡単に手で割ることができます。

そうでないものはハンマーか何か硬いもので割ればいいのです。

真ん中で割れないから半分じゃないとかは私はあまり気にしませんでした。

気になる方は、薬局で粒の薬を粉末にしてもらう事もできます。

1錠が多いと感じる時に、粉末にしたものを半分くらい飲んだらいいと思います。

キレイに自分でカットしたい方は錠剤を切るハサミも売っています。

ご参考までに。

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主治医やクリニックとの付き合い方を考える

通院を続けるか、変えるか、やめるか

「まきまきさんは通院はやめたんですか?」

「今のドクターに相談したいんですけどしないほうがいいですか?」

「主治医に反対されたんですがどうしたらいいですか?」

いろいろ質問くださいますが、最終はご自身で選んでいくしかありません。

  • 今のクリニックで減薬の相談をしてみる
  • 別のクリニックを探す
  • 通院自体をやめる

今、あなたの通われているクリニックがどんなクリニックなのか。

主治医との関係はどうか。

通院をやめられるくらい状態は安定しているのか。

急変があった時に相談できるクリニックはあるのか。

どのようなことがあったとしても、自分で引き受けていけるのか。

 

などなど、私にはわかりませんし、責任も持てません。

なので、通院をやめるのか、相談するのか、別のクリニックへいくのか。

それはご自身が判断し決めて、引き受けていくべきことです。

 

参考までに私は通院自体をやめました
(すすめているわけではありません)

私の主治医は毎回1時間も丁寧に話を聞いてくださる方でした。

だけど、減薬したいと言った時には難色を示されました。

主治医に怒っているわけではありません。

 

病気になった初期の頃、私はひどい錯乱状態だったからです。

薬で眠ることができなければ即入院と言われていました。

一人暮らしをやめ実家に帰ることができない場合も入院と言われていました。

(突発的な自殺が懸念されていたため)

主治医のことは信頼していましたし、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

あの主治医のおかげで私は死なずにすみました。

 

だけど、それでも私は薬をやめたかった。

一生薬を飲まないといけないなんて、本当なのか?

もう自分で心や体を整えることはできないのか?

自分の力で眠ることはできないのか?

何ヶ月も考えていました。

そんな頃何気なく通院したくないな〜と兄貴に相談したら・・・

「嫌やったら行かんかったらええねん」と言われました。

そして私は「それもそうやな。」とあっさり答えたのです。

きっかけなんてこんなものなのかもしれません。

 

私は主治医にお手紙を書き、これまでのお礼と通院をやめる宣言をしました。

そして減薬を本格的に始めました。

そして食の勉強をし食生活も改善しました。

その時学んだのが国際食学協会のプログラムでした。

今はその食学の講師をし、食の大切さを伝える側になりました。

 

もし再発しても諦めない

通院をやめ薬を減らし、睡眠薬だけになっていた頃、鬱状態になりました。

でも前のクリニックに行くのは絶対に嫌だった。

やっぱり再発したと言われるのが絶対に嫌だった。

負けず嫌いですね。笑

 

近所のクリニックに行き、デパスを少量もらい1週間ほどで回復。

でもバイトを一週間も休み迷惑をかけたことや、薬を飲んだということに深い挫折感を味わいました。

 

でもそれも通過点なんです。

また再度少しずつ生活を整え、減薬の調整をしなおしました。

失敗したかのように見えて、前よりは前進しているのです。

 

どんなことで具合が悪くなるのか。

どこまで無理をするとそうなるのか。

それがわかったので良い経験です。

 

完全に断薬できるまでやれば、何年かかったって成功です

できるまでやるだけ。

シンプルなことです。

家庭環境や幼少期の根本の問題と向き合う

そしてこれは一番重要です。

私は減薬をし始めた頃、休んでいたカウンセリングにまた通い始めました

まだ残っている悲しみや虚無感と再度向き合いました。

 

カウンセリングを受けて20年。

やっとの思いで、子供の私に伝えることができました。

「生まれてきてくれてありがとう」

「あなたは素晴らしい存在です」と。

そこから断薬へスムーズに進むことができました。

 

抱えている問題は人それぞれです。

 

 

精神疾患を引き起こしてしまう考え方の癖

忘れたいのに忘れられないトラウマ

どうやっても拭えない悲しみや不安感

そして、劣等感や虚無感など。

 

それを引き起こすのはあなたが弱いからではないのです。

根本の問題が潜んでいるのです。

 

その感情を克服することで心の病は随分と緩和されます。

 

このことは、薬を使わない精神科医千村ドクターの書籍が参考になりますよ。

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減薬にはいろいろな角度からのアプローチが必要

今日は具体的な減薬方法を書きました。

少しずつ減らし、日記をつけ、状態を把握する。

そこから断薬につなげていく方法です。

 

そして精神疾患克服・減薬に欠かせないのが自分の問題と向き合うこと。

これは遠回りなように見えて、近道です。

そして心が癒されたり、安定すると一生ものです。

 

もちろん他にも食生活の改善、睡眠の改善、心を整える努力。

必要であればサプリメントを活用する。

などなども重要です。

他のアプローチはこの記事に書いていますので参考にしてくださいね。

特に睡眠薬がやめにくい方は私が試したあらゆる睡眠改善の方法をみてくださいね!

最後に

今日は薬をどうやって減らしたのか具体的に教えて欲しい。

そういった声にお応えしました。

 

減薬・断薬は食生活だけ変えても無理ですし、カウンセリングだけ通っても解決しないかもしれません。

トータルで心と体にアプローチすることが大事だと思います。

一人でも多くの方の生きる勇気になれば幸いです。

makimakiでした。

次の記事は>>>>

不眠症の原因と対策!私が薬を使わずに眠れるようになった10個の方法

 

 

 

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